短期留学でどのくらい英語は伸びますか?
具体的にお答えするのはとても難しいですが説明しますね。
短期留学は英語を学ぶのではなく英語を使う機会として捉えるマインドセットが大切
短期留学で英語力がどの程度伸びるかは留学する皆さんお一人お一人の「英語上達の目標や課題」「現在の英語力と苦手な部分」「何を持って伸びたと判断するか」など様々な要素が絡むため具体的にお答えするのはとても難しいです。
実際、「勉強としての英語力アップ」を望むなら航空券や宿泊代が必要な短期留学はかなりコスパが悪いです。
特にグループレッスンの場合、2~3ヵ月で1タームのカリキュラムのうち1~4週間を学びます。留学期間に学ぶ内容が自分自身の苦手な部分なのか、伸ばしたい部分なのかはわかりません。
苦手な部分に重なれば良い結果を得られる可能性は高くなり、 反対に得意な部分に重なってしまうと不満が残る結果になるかもしれません。
また上達度は個人差があるものです。成果が出るのが早い方がいる一方、留学時にはあまり上達を感じなくても、帰国後もこつこつと勉強をすることで、留学時の成果が開花する方もいます。そして何を持って伸びたと感じるかも十人十色です。ある方は文法に力をいれたい、ある方はヒアリングに力を入れたい、ある方はライティングに力をいれたい、皆さんの目標はそれぞれです。
そのため短期留学は英語力を授業を通して伸ばすというよりも授業はもちろん授業以外の時間を含めた「英語の実践練習の場」として捉えて自分の弱い部分を知り今後の英語学習のモチベーションに繋げてもらいたいと思います。
運動部に例えると学校の授業は「毎日の練習」、授業以外の時間は「練習試合」です。日本では「練習中心」ですが海外留学の最大の利点は「練習試合」をいつでもできる環境です。
そのため授業以外にも英語を使う・英語に触れる機会を作るようにしてください。日本にいて英語が上達しない最大の理由は使う機会がないからです。海外留学の最大の利点はその反対、英語を使う機会が常にあることです。
英語学習の具体的な目標・目的のある方
学校で学び学習・勉強としての英語力を上げることが短期留学の最大の目的の方には短期留学自体お勧めできません。これには英検・TOEICなどの試験対策も含まれます。短期間で成果を上げるには「英語レベルの現状把握」「的確な目標・目的設定」、これらを踏まえた「学習計画」が不可欠だからです。それには個別指導的なアプローチが必要であり、短期間で成果を上げるには日本の英語学校や個別指導塾で学ぶのが効果的だからです。
日本で学ぶなら短期留学の予算で大きな部分を占める「航空券代・宿泊費」も必要ないため、その分も学習予算に含めることができます。